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AXIS Camera Station Secure Entry:映像監視と入退管理を両立

AXIS Camera Station Secure Entry: unified video surveillance and access control

企業や施設のセキュリティでは、たとえそれが些細な出来事であっても、結果として重大なインパクトを及ぼしてしまうことがあります。業種や規模に関わらず、セキュリティに妥協は禁物です。Axisは、最高品質の映像監視技術だけでなく、システムを監視・管理できる最高のソフトウェアを、すべての企業にご提供したいと考えています。当社はお客様からのご要望に応えて、AXIS Camera Station に画期的な技術革新を図り、映像監視と入退管理というセキュリティの2大重要領域を単一のインターフェイスに統合しました。

AXIS Camera Station の進化

長年にわたり、AXIS Camera Station は、さまざまな映像監視設備に最適な映像監視ソリューションとして高い評価を得ています。設定も操作も簡単な AXIS Camera Station は、監視システムに接続されるすべての装置を1つのインターフェイスから表示、管理することができます。

当社は、変化するお客様の要求を満たすべく、音声、レーダー技術、身体装着型カメラの統合など、新しい機能を追加しながら、IP製品のAxisポートフォリオを絶えず成長させています。ビデオ管理ソフトウェアは、こうした装置を制御して効果的に管理するためのハブとして機能しますが、この変わりゆく変化をサポートできるように、AXIS Camera Station は常に進化し、アップグレードしています。そして、この度、入退管理と映像監視を1つのソフトウェアパッケージに統合した AXIS Camera Station Secure Entry が登場しました。

入退管理の基礎を提供

建物や敷地への出入りを監視することが、組織のセキュリティ対策の基盤です。入退管理によって、出入りが常時許可されている人物や一時的に許可されている人物以外の立ち入りを防ぐことができます。

AXIS Camera Station Secure Entry では、入館管理に関する主要機能を提供します。このソフトウェアを利用することで、カード所有者やグループの管理、スケジュール、場所、認証情報などのアクセスルールの設定を簡単に行うことができます。これに加えて、ドアやゾーンの設定、多要素認証、カスタマイズ可能なカード形式など、高度なアクセス管理システムに期待されるすべての機能が含まれています。

ビデオ検証を用いた入退管理のメリット

AXIS Camera Station Secure Entry は、映像監視ソフトウェアである AXIS Camera Station の新機能としてリリースされました。これにより、オペレーターは映像監視だけでなく、映像監視のインターフェイスを利用して入退管理機能も利用することができます。このシステムでは、受付係が訪問者へ施設への暫定アクセス権を付与する作業をしている間に、他者が録画映像を確認するといったことも可能で、単一のシステムを利用した直感的な操作が簡単に実装できます。

まとめると、ビデオ検証を用いた入退管理には、①入館・入室ポイントのリアル監視、②入退許可の補助、③事件発生後の調査という3つのメリットがあると言えます。

Remote video URL

入館・入室ポイントへの注意

どのようなビジネスにおいても、敷地に出入りする人物をモニタリングできると安心です。入退管理システムがあれば一定レベルのセキュリティ対策を実装できます。入館カードや認証情報は、紛失したり、盗難される場合もあり、悪くすれば(過失か犯罪目的かに関わらず)他者の手に渡ってしまいますが、そのような場合でも、AXIS Camera Station Secure Entry で入退管理に映像を活用することで、オペレーターは入館する個人が認証情報と一致しているか確認できるようになります。ほかにも、人の出入りが少ない施設や業務時間外の場合には、たとえば「訪問者が近づいてきた」、「ドアが適切に閉まらなかった」、「ある人物の入館が拒否された」といった場合に録画やアラート、アクションを起動することができます。ドアが長時間開いている、こじ開けられたというケースでは、即時にアラームを作成し、音声メッセージの再生や録画を開始するなどの追加のアクションを起動して、セキュリティを強化できます。

より安全な入退をサポート

オペレーターは、統合されたインターフェイスを介して、ライブ映像とカード所有者の写真を比較し、訪問者を確認することで、人の出入りを管理することができます。たとえば、訪問者や配達人に入館を許可したり、入館許可のあるスタッフが認証情報を忘れる/紛失した、という場合でも対応することができます。また、このソリューションでは、新規ユーザーの追加、入館許可を失効した個人の削除も容易です。また、オペレーターはユーザーインターフェース上からロック状態を確認したり、ドアの開閉を管理することで、利用者の入館を補助できます。 

インシデント発生後の調査

残念ながら、建物へのアクセスポイントは、事態・事件発生の引火点になることがあります。誰かが強制的に立ち入ろうとした場合でも、認証情報がうまく機能せず従業員の立ち入りが拒否された場合でも、アクセスポイントの録画映像は、事件発生後の事後調査で貴重なものとなります。AXIS Camera Station Secure Entry を活用すると、オペレーターは過去1時間以内に建物に入ったすべての人物やアクセスを拒否された人物のビデオを検索でき、確認することができます。映像と入退管理のログを組み合わせることで、盗難などの調査が簡単に行える上に、証拠とデータを収集して事件を立証することができます。

簡単で直感的な操作

AXIS Camera Station Secure Entry は、すぐに使用できるソリューションです。AXIS Camera Station ビデオ管理ソフトウェアに、スタンドアロンライセンスとして含まれています。また、AXISネットワークビデオレコーダー(AXIS S11シリーズおよびAXIS S22シリーズ)には、プリロードされています。AXIS Camera Station Secure Entry のアクティベーション費用は無料で、カメラかドアコントローラーかに関係なく、1デバイスあたり1ライセンスというシンプルなライセンス体系で提供されます。入退管理には、AXIS A1601 Network Door Controller と、そこへ紐づくカードリーダーをご用意ください。

AXIS Camera Station Secure Entry は、最大128枚のドア、最大1万人のカード所有者に最適化されており、カード所有者ごとに複数の認証情報をサポートしています。ユーザーフレンドリーなウェブベースのインターフェイスにより、ドラッグ アンド ドロップでユーザーを簡単に追加・削除することが可能です。また、ユーザーの場所やスケジュールなどの特定の条件に基づいてユーザーを設定することもできるため、オペレーターは誰がどのアクセスポイントに、いつアクセスできるかを簡単に管理することができます。

すべてのデータベースを AXIS A1601 Network Door Controller と同期することで、入退管理の操作はお手元のPC上ですべて行えます。ネットワークやサーバーのステータスに関係なく、ドアは常に正常に機能しますし、サイバーセキュリティを十分に考慮して設計されていますので、暗号化された通信でデータは確実に保護されます。無停電電源装置(UPS)にも対応しており、停電時にもシステムを継続して稼働させることができます。

映像監視と入退管理を統合するメリット

セキュリティに関しては、個々の製品を寄せ集めるよりも、すべてをまとめて連携させるほうが効率的です。個々の技術はそれぞれにメリットがありますが、映像、音声、入退管理を組み合わせると、セキュリティ機能と運用効率が最大限に高まります。Axisのエンドツーエンドソリューションは、このように、すべての要素が連携して動作することが確認されており、よりスマートかつ安全な世界を構築するというAxisのビジョンの中核となっています。AXIS Camera Station Secure Entry は、これらメリットをシームレスで直感的に、かつコスト効率の高い方法で実現することができます。

AXIS Camera Station Secure Entry のメリットの詳細をご覧ください。
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