AXIS Communicationsは、AXIS Audio Manager Proバージョン4.8のリリースを発表いたします。この高度な音声管理ソフトウェアの最新バージョンには、スケジューラーの改善や、最新Axisスピーカーに搭載されたストロボ機能やテキストディスプレイ機能のサポート、ソフトウェアユーザーインターフェースからのライブページング、サイバーセキュリティ、統合プロセスに対する改善が含まれています。
概要: AXIS Audio Manager Pro
AXIS Audio Manager Proソフトウェアは、最大5,000台のスピーカーと100ゾーンまでの大規模なIPオーディオシステムの効率的なリモート管理を実現します。ユーザーは、複数の音声ゾーンや放送コンテンツ、ユーザー権限などの設定を、直感的なユーザーインターフェースで一元的に管理できるようになります。インストールも簡単で、専用のハードウェアまたは仮想マシンでお使いいただけます。(専用ハードウェアにはソフトウェアとライセンスを同梱)
このリリースで追加された主要機能
- スケジューラの改善
- ビジュアルコミュニケーション機能(ストロボ・テキストディスプレイ)のサポート
- Web UI・オペレータビューからのライブページング
- システム監査とイベントログ
- IoT統合を容易にするAPIビルダー
合理化されたスケジュール作成
新しいスケジューラーは、音声コンテンツの放送プランにかかわる操作や設定が驚くほどシンプルで、放送スケジュールの変更がたびたび発生する環境での作業効率を向上します。たとえば、柔軟な日次テンプレート機能は、イベント共通のスケジュールを定義しておき、それをカレンダー全体にすばやく適用できます。スケジュールの変更が多い環境、たとえば学校などでは、通常日、終業が早い日、始業が遅い日、試験日、といったテンプレートを作成しておけば、放送設定の変更が素早く行え、時間の節約ができる強力なツールです。
ビジュアルコミュニケーション機能のサポート
スピーカー内蔵のテキストディスプレイ機能やストロボ機能の動作を、音声ファイルの再生と共にスケジューリングできるようになり、音声アナウンスに視覚的な効果を付与できるようになりました。また、ライブアナウンスの際にストロボの明滅を行うよう設定することもでき、騒音のある製造現場や緊急事態発生時のアナウンスの際に、周囲の人々の注意を効果的に惹くことができます。テキストディスプレイ機能およびストロボ機能は、AXIS D4100-VE Mk II Strobe Siren、AXIS D4200-VE Network Strobe Speaker、AXIS C17 Network Display Speaker Seriesを含む、最近発売されたマルチモーダルコミュニケーションデバイスに含まれます。
ブラウザからのライブページング
ユーザーインターフェースに、新しく「ライブページング」セクションが加わり、マイクコンソールなどのデバイスを使ったページングの代替としてお使いいただけるようになりました。PCの内蔵または外部マイクロフォンを使って、ゾーンに対するライブブロードキャストや、選択したスピーカー単体との双方向通話を実行できます。また、録音済み音声ファイルの再生をトリガーすることもできます。
ITの新機能
バージョン4.8には、新しいIT機能も含まれています。監査およびイベントログにより、システムにログオンしたユーザー、日時、操作内容を確認できます。また、新しいAPIビルダーにより、システム統合を行ったり、IoTアクション用のショートカットの作成を簡単に行ったりすることができるようになりました。たとえば、ユーザーはビデオ管理システム内にあるデバイスや、AXIS C6110 Network Paging Console、AXIS C8310 Volume Controllerのボタンを使って、よく使う音声クリップや、緊急時の音声クリップをトリガーするよう設定できます。