Axis Communicationsは、AIベースの音声解析アプリケーションAXIS Audio Analyticsに2つの機能を追加したことを発表します。AXIS Audio Analyticsは、音声入力から価値ある洞察を得ることができる、スマートな音声解析アプリケーションです。この度のアップデートでは、SPL (音圧レベル) の測定と、話し声検知の機能が追加されました。
AXIS Audio Analyticsは互換性のあるAxisデバイスに搭載されており、監視システムにインテリジェントな音声検知機能を付加し、録音したり、ストリーミングしたりすることなく、アクションにつながる洞察を速やかに提供します。エッジで動作するこのAIソリューションは、ガラスの割れる音、話し声、悲鳴、叫び声などの重要な音を識別しますので、発生中のインシデントへの迅速な対応に役立ちます。
AXIS Audio Analyticsは、特定の音を検出するだけでなく、SPL(音圧レベル)と音量の急上昇を測定し、セキュリティ、安全性の確保、運用効率向上のための貴重な情報を提供します。映像監視の範囲が限られている場合でも、音声による洞察でそのギャップを埋め、重要なイベントを見逃さないように補助します。
主な特長:
- ガラスの割れる音、話し声、悲鳴、叫び声を検知
- SPL(音圧レベル)を測定
- アクションにつなげる洞察を速やかに取得
- 解析に録音やストリーミングは不要、プライバシーを保護
- 互換性のある製品に標準搭載
このソリューションは、入力された音声を、ダッシュボードやBIシステムでの情報視覚化に利用される「メタデータ」へ変換することで、プライバシーを損なうことなく、音声を意味のあるコンテキストに変換してシステムに追加します。AXIS Audio Analyticsは単独で使用する場合でも、映像など他のデータストリームと統合する場合でも、監視、分析、対応を強化し、さまざまな環境における状況認識をリアルタイムと長期の両方で向上させます。
デフォルトでプライバシーを考慮した設計のため、権限のあるユーザーが明示的に有効にしない限り、AXIS Audio Analyticsが音声を録音またはストリーミングすることはありません。代わりに、音声イベントを記述したメタデータを出力しますので、プライバシーを保護しながら音声を有効活用できます。