Axisはいかにサプライチェーンにおける品質を確かなものにするか？

品質は製品の初期設計の製図版からはじまります。製造設計（DFM）と組み立て設計（DFA）の原則を用い、Axisは指定されたコンポーネントの一貫性とその後の製品製造を通じて製品の品質の基盤を築いています。

Axisはサプライヤーと主に二つの方法で協力し合っています：部品調達と製造です。部品は製造パートナーに届けられる前に、Axisが選定したサプライヤーから調達されます。そして世界各地に位置する契約工場が製品を組み立てるのです。その後製品がディストリビューターないしシステムインテグレーター、最終的なエンドユーザーへの道をたどる前に、Axisのコンフィグレーション＆ロジスティクスセンターを通る経過にて更なる品質コントロールを行います。

すべてのAxisのサプライヤーはAxisの認定ベンダーリストに追加される前に評価・認定されています。これにはAxisの監査人による定期的な現場訪問が含まれ、サプライヤーが厳しい基準を満たしているか確認を行います。さらに、彼らは第三者機関からISO9001やIATF16949に基づいた認定を受けなければいけません。またリスク管理に関する会社の手順と同様、生産設備および生産プロセスも評価され、すべてのサプライヤーはAxisのサプライヤー行動規範に署名する必要があります。

そしてもう一つの品質管理として加えたいのが、すべての重要な組み立て工程と検査機器はAxisが開発・供給しているということです。すべての製品は出荷前にAxisが管理する検査機で機能をテストし認定されています。

品質へのこだわりを反映した最終製品

当たり前のことですが、品質は最終製品そのものにも反映されていなければなりません。製品の整合性を維持することは非常に重要なことであり、これは製品のハードウェアとファームウェアがすべてのサプライチェーンの過程で不正な変更や操作から正常に保護されている場合にのみ達成できます。

Axisのサプライヤーはすべての仕様書、作業指示書、品質検査書を遵守していなければならず、彼らはAxisの許可なしに製品の変更や逸脱をすることはできません。さらに、Axisのすべてのサプライヤーと製造パートナーは欠陥のある製品を追跡および特定できるように、厳格なトレーサビリティシステムを維持する必要があります。これにより、関連するプロセスの厳密な評価と更新を行うことができます。

Axisの品質・環境部門取締役、カール・トロツィグは言います。“優れた品質は、製造プロセスの副産物と見なされるべきではありません。高性能、高耐久で柔軟性のある製品をお届けすることは、早い段階での品質へのこだわりから始まります。製造プロセスではすべての決定とそのステップを通知する必要があり、その結果が会社としてのコミットメントに反映されるのです。

関係は品質の基盤を形成する

一貫した品質を確保するには、サプライヤーとの透明性のある関係が必要です。これらは、オープンで双方向のコミュニケーションと定期的な連絡による親密かつ長期的な関係性である傾向があります。Axisでは戦略的サプライヤーと共に協業にてプロジェクトと開発を行い、ゴール設定をし、そして長期的で相互的なコミットメントと計画を立てます。このように両当事者に、お互いがどのように仕事を進め、発見を吸収し、共に合意してプロジェクトを進めるという機会が与えられるのです。

また、Axisは専任の品質チームが文書化を含むプロセスにおけるコンプライアンス、サプライヤーの設備や作業慣行までの監査を行います。
これにより、セキュリティや物理的な処理、在庫処理、生産設備、品質管理、およびトレーサビリティの記録等に対する高い要求が確実に満たされるのです。さらに、どんな問題もすぐに特定して迅速に対応し、品質基準を維持することができます。
 

価値のある投資

品質へのコミットメントには多大なリソースの投資が必要になりますが、Axisと私たちのサプライヤーとの間の価値観を調整する必要があります。
これは、サプライチェーンにおけるすべての人間が同じスタンダードを普遍的に維持し共有する場合にのみ達成されます。また、Axis自身がプロセスを改善し、必要に応じてのイノベーションを常に模索することで製品の評価が維持できるのです。その結果、各製品が一貫性をもって顧客の期待に応えるか、それを上回ることができ、彼らに最高のパフォーマンスと整合性を与えることができるのです。